飛田新地、松島新地、滝井新地などの大阪の新地・料亭街では、玄関にいる女性スタッフ、通称「おばちゃん」が、お客様を引き込む重要な役割を担っています。通りすがりの男性に「お兄ちゃん！良い子がいるよ！」と声をかけ、見事なタイミングで店内の女の子に注目を集めるおばちゃんたちは、実はお店の売上に大きく貢献する欠かせない存在になります。
そんなおばちゃんたちは、親しみを込めて「おばちゃん」と呼ばれていますが、年齢によっては「お姉さん」と呼ばれることもあります。また、マスターやママたちの間では「仲居さん」や「お運びさん」として知られています。中には「やり手ババア」と呼ばれることもありますが、それは彼女たちの仕事の腕前を讃える意味も含まれていると言えるでしょう。
この記事では、飛田新地で働く仲居さんがどのようにして収入を得ているのか、その実態を現役スカウトが詳しく解説いたします。
飛田新地の仲居さんのお給料は歩合制
飛田新地で働く仲居さんのお給料は、基本的に歩合制になります。つまり、どれだけのお客様が遊びに来たかによって、日々の収入が変動します。お客様が多いほど、その日の給料も多くなります。
仲居さんの給料の計算方法とは？
飛田新地で働く女の子のお給料は、15分コースで5,000円、20分コースで7,500円といったように、コースによって金額が決まっています。
しかし、仲居さんの場合、お客様が遊んだコースの時間や料金にかかわらず、お客様が支払った金額の中から1,000円が仲居さんの取り分となります。シンプルに言えば、「1,000円×その日の客数」が仲居さんの一日の給料となります。
給料支払いは【日払い制】
仲居さんのお給料は日払い制となっており、一日の稼ぎがそのまま支払われます。どれだけ稼げるかは、働く曜日や時間帯、そしてお客様の流れによって変わりますが、一般的に一日で1万～3万円くらいが目安となります。繁忙期には、日給が5万円を超えることもあります。
仲居さんの勤務時間は昼と夜に分かれる
仲居さんの勤務時間は、昼番と夜番の二つに分かれています。昼番は朝10時から夕方5時まで、夜番は夕方5時から夜12時までの勤務が一般的です。ただし、年末年始などの特別な期間には、夜番が翌朝1時まで延びることもあります。
安心の最低保証制度
飛田新地で働く女の子には保証制度はありませんが、仲居さんには一定のお給料が保証される「最低保証制度」を設けているお店があります。昼番か夜番のどちらか一方のみ働く場合は5,000円、両方のシフトに入る場合は10,000円が最低保証として設定されていることが多い傾向があります。
まとめ
仲居さんの給料は歩合制であり、日払いで支払われます。その収入はお客様の数に大きく依存しますが、天候やお店の立地、そして働く女の子たちによっても左右されることがあります。そのため、安心して働けるよう最低保証制度を設けているお店もあります。通常、一日の給料は1万～3万円程度となりますが、忙しい時期にはより多く稼げることも。
経験豊富なおばちゃんになると、お客様からのチップも含めて月に70万円近く稼ぐことができるケースもあり、引退後のセカンドキャリアとしても魅力的な職業といえるでしょう。
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